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[+图](PARO慎入)网王XDIGIMON系列【谁来打醒作者(9#更新NO.1进化 日文版)
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作者:
奥若拉
时间:
2011-10-23 11:27
标题:
[+图](PARO慎入)网王XDIGIMON系列【谁来打醒作者(9#更新NO.1进化 日文版)
本帖最后由 奥若拉 于 2011-11-1 14:29 编辑
这是照着数码兽御题100来写的网球王子X数码兽PARO。登场角色是网王各角色和DIGIMON系列里的数码兽们(和动画里不是同一个体,可以当做原创角色来看)
100题配布原站:
http://shibuya.cool.ne.jp/pantas/100/odai.html
截止11.1已完成:NO.15 主人公(主角),NO.51 仲間(同伴),NO.93 君と僕(你和我),NO.16 ジョグレス(合体进化),NO.56 デバイス(数码终端机),NO.1 進化(进化)
new!
小说的时间轴是【NO.51 仲間(同伴)】→【NO.1 進化(进化)
new!
】【NO.93 君と僕(你和我)】→【NO.16 ジョグレス(合体进化)】→【NO.56 デバイス(数码终端机)】
图:【NO.15 主人公(主角)】
100题目录太长了就不放了,有兴趣可以看这里→
http://aurore.syoyu.net/Entry/158/
主楼放一些设定,100%剧透不含杂质哟❤【抽打
不二周助
デジヴァイス:D-アーク(青&黒)
パートナー:レレモン→ポコモン→
レナモン
→ヨウコモン→ケルベルモン→ベルゼブモン(→ベルゼブモンブラストモード)(一人称「私」 ♂寄り)
???:プットモン→キュピモン→ルーチェモン→ルーチェモン・フォールダウンモード(一人称「ボク」 ♂寄り)
幸村精市
→レーベモン/カイザーレオモン→ライヒモン
デジヴァイス:D-スキャナー(紫&黒)
パートナー:プルルモン→ポロモン→ホークモン→(+光のデジメンタル)ハーピモン→レディデビモン→
リリスモン
(一人称「わたし」 ♀寄り)
白石蔵之介
デジヴァイス:初代デバイス(紋章:運命)
パートナー:ジャリモン→ギギモン→
ギルモン
→グラウモン→メガログラウモン→デュークモン(一人称「俺」 ♂寄り)
越前リョーマ
デジヴァイス:D-3(純白 紋章:勇気)
パードナー:ユキミボタモン→ニャロモン→プロットモン→
テイルモン
→(+勇気のデジメンタル)ランクスモン→ナイトモン→アルファモン(→アルファモン王竜剣)(一人称「オレ」 ♂寄り)
遠山金太郎
デジヴァイス:D-3(黄色&白 紋章:誠実)
パートナー:ピチモン→プカモン→
ゴマモン
→(+誠実のデジメンタル)マンタレイモンX抗体→スカルバルキモン→オウリュウモン(→アルファモン王竜剣)(一人称「オイラ」 ♂寄り)
手塚国光
デジヴァイス:デジヴァイスバースト(青&白)
パートナー:モクモン→サンモン→コロナモン→ピッドモン→ホーリーエンジェモン→
オメガモン
(→バーストモード)(一人称「吾」 ♂寄り)
跡部景吾
デジヴァイス:デジヴァイスバースト(青)
パートナー:プワモン→キャロモン→キャンドモン→フレイウィザーモン→ミスティモン→
ロードナイトモン
(→バーストモード)(一人称「わたくし」 ♂寄り気障臭い)
数码兽的进化线上字体加粗的是表明这只数码兽在平时就是保持这个状态,比如不二的搭档在没有战斗的时候就是保持成长期妖狐兽的样子,而幸村的搭档在平时也都是究极体莉莉丝兽的样子。当然这些设定都是有原因的等我慢慢写=w=
唔因为是先用日文写再翻成中文所以还有两篇没有中文翻译……请不要大意地抽打作者催翻吧【。
最后……啊其实本来该写在最前面的…………
PARO内容,不适慎入!!
下一楼正式开始【。
作者:
奥若拉
时间:
2011-10-23 11:30
本帖最后由 奥若拉 于 2011-10-23 14:11 编辑
本次登场:不二、幸村,幸村视角。
日文版在前,中文版在后。
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NO.51 仲間
――ああ、これが「絶望」というものなのか。
傷だらけで、動く気力もなくて、パートナーの元へも駆け寄ることができず。
全身全霊の一撃は、相手にかすり傷さえ作れなく。
ついに跪いて。
「セーイチっ!!!」
パートナーの叫びが聞こえた。
ごめんね、リリスモン。
君の世界を救えない、君を守れない、自分自身さえ守れない、こんなに情けないテイマーで。
ごめんね。ごめんね。
レーベモンは、衝撃波を前に、ゆっくりと目を閉じた。
「カードスラッシュ!!『ウォーグレイモンの盾』!!!」
予想していた痛みが、ない。
恐る恐る目を開ければ、目の前には魔王の背中が。
自分のパートナーと同じく七大魔王の座に君臨する者。「暴食」の異名を持つ、ベルゼブモン。
「なにぼーっとしてるんだよ、こっち!」
反応が追いつかないまま、ダレかに抱えられて後退する。既に限界に達していたマガイモノの勇気の盾は粉々に砕け散り、ベルゼブモンは一瞬のスキにその場を逃れた。
傷ついた体は爆発の衝撃に耐えられず、とうとう進化が解けてしまった。
レーベモンから、幸村精市へ。
「ルーチェモン、ベルゼブモン!」
「大丈夫だ、気にするな!」
「ボクたちもセーイチも無事だよ!」
ああ、自分を助けたのはルーチェモンだったんだ。ルーチェモン・フォールダウンモード、「傲慢」の魔王。
「暴食」と「傲慢」、二体の魔王を同時に仕えるテイマー。そんなニンゲン、一人しか居ない。
血走った目が、リリスモンから退化したホークモンを抱いている琥珀色の髪の少年を捉える。
「不二……」
紛争を嫌い、でも絶対的な力を誇るパーティを率いる者。素の彼を知らない一部の者が「魔王の王」とかさえ呼んでいる、天才テイマー・不二周助。
どうして、彼が、ここに。
だって、黙ってたのに。
彼を、巻き込みたくなくて。
彼を、守りたくて。
全てを隠していたのに。
「なんでくるんだよっ…!不二の馬鹿!!」
「馬鹿は幸村の方でしょ!この大馬鹿っ!!!」
腕を掴まれた。首に腕を回されて、ぎゅっと抱きつかれた。
暖かい雫が、首筋にこぼれ落ちた。
泣いているのかい、不二?……俺の、ために…?
「なんで何も言わずに行っちゃうんだよっ!一緒に戦おうって言ったのに!!っ僕たちがそんなに足手纏いなの?!邪魔なの?!」
「ち、が……」
掠れて声が出ない、それが堪らなく悔しい。
違うよ、違うよ不二。足手纏いなんて、邪魔なんて思ってないよ。ほんとは一緒に戦いたかったよ。ほんとは肩を並べて立ちたかったよ。
でも、それじゃあ君までも傷ついちゃうじゃないか。
そんなの、嫌だから。だから…
「僕、幸村だけが傷つくなんてもう嫌だよ!」
「え…」
「僕たち仲間でしょ?!仲間と思ってくれるなら、君の辛いこと傷つくこと、僕にも分けて二人で立ち向かおうよ!この世界を守りたいのはっ!仲間を守りたいのはっ!君だけじゃないんだよっ!!!」
…ああ、そうだったっけ。
今の「選ばれし子供」は、俺一人じゃないんだったっけ。
戦友<なかま>は、リリスモンだけじゃなかったんだっけ。
なんで、忘れてたんだろう。なんで知らないつもりでいたんだろう。
俺の仲間たちは、俺に守られるだけのか弱い存在じゃない。立派なテイマーたちと、立派なパートナーデジモンたちじゃないか。
俺は守護者なんかじゃない。俺がみんなを守って、みんなも俺を守ってくれるんだ。今の、不二のように。
戦いは辛いけど、俺の、俺たちの旅は辛いことだけじゃないんだ。だからみんな逃げたり怖がったり、嫌がったりもしないんだ。
責任からじゃなく、本当にこの世界が好きで、パートナーたちが好きで。
この世界で一緒に旅をする仲間たちがすきで、この世界での全てが楽しくて。
だからこの全てを守りたいんだ。
ふと全国大会決勝戦を思い出した。テニスの楽しさを忘れて、勝利しか目に入らない俺。そんな俺を倒したのも、テニスの「楽しさ」を常に心がけていた子だったっけ。
なんか俺、
「…学習能力がないな……」
「っ…ほんとに、だよ…!」
「ごめんね、不二……ホークモンも。俺のせいで、成長期まで退化しちゃって」
「気にしないで、また進化すればいいことだから」
傷だらけでも、健気に笑うホークモン。流石、俺のパートナー。
「シュースケ、ここは一旦引いたほうがいいじゃないか。他の奴らと作戦を凝る必要があるだろう」
「うん、そうだね。ごめん、ベルゼブモン、お願いできる?」
テイマーの指示に頷いたベルゼブモンは成熟期・ヨウコモンまで退化し、俺・不二・ホークモン、そして成長期まで退化したルーチェモンを載せた。少々容量オーバー気味だったが不二が耐性アップのカードをスラッシュしたおかげでなんとか保ち、無事戦場を離脱することが出来た。
戦場で敵に背を向けるなんて屈辱だ。でもこの屈辱は俺の傲慢が導いたモノ。
二度とないと誓うよ。もう分かったから。
「仲間」を信じる大切さを。
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解説:
幸村精市→不二よりも先にデジタルワールドに来たことがある。(入院中に精神体だけ)。デジヴァイスはD-スキャナー、闇のスピリットを持ち、闇の闘士(レーベモン・カイザーレオモン)に進化可能。前回の選ばれし子供は彼一人だけのため、やや単独行動に走る傾向。すぐに一人で全てを背負ってしまう癖がある。
リリスモン(ホークモンに退化)→幸村のパートナー。幸村の代のデジヴァイスで進化したパートナーデジモンは自主的に進化・退化できないため普段は究極体のままだが怪我により成長期へ。成長期↔成熟期の進化・退化のみ、光のデジメンタルを使った進化であるため自主的にコントロールできる。
不二周助→選ばれし子供の一人。「魔王の王」とも「天才テイマー」とも呼ばれる。前者は二体の魔王型デジモンを従えているため、後者は戦術カードの使いが天才的のため。デジヴァイスはD-アーク、デジモンカードをスキャンして使用することができる。
ベルゼブモン(ヨウコモンに退化)→不二のパートナー。不二の代のデジヴァイスにより自由に進化・退化ができる。ただし消耗あり。今回出ていないが不二とマトリックスエヴォリューションでブラストモードに進化可能。
ルーチェモン・フォールダウンモード(ルーチェモン(成長期)に退化)→別に不二のパートナーではないが不二に懐いでいる。基本的に自主的に進化・退化できないはずだが成長期↔フォールダウンモードのみコントロール可能。というかフォールダウンモードは消耗が激しいので普段は成長期状態で消耗を減少している。
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NO.51 同伴
——这就是,“绝望”吧。
全身的伤口生疼,已经连动一动的力气都没有,更没法赶去搭档身边。
拼尽全力的一击,在对方身上连一点小擦伤都没有留下。
终于撑不住,双腿一软跪倒在地上。
“精市!!!”
朦胧之中传来搭档的喊声。
对不起呢,莉莉丝兽。
我可真是个没用的驯兽师……救不了你的世界,守护不了你,就连自己都保护不了。
对不起。对不起。
在冲击波即将到达的时候,黑狮兽静静地闭上了眼睛。
“卡片抽换!‘战斗暴龙兽之盾’!!!”
预料中的剧痛没有到来。
慢慢睁开眼睛,映入眼帘的是魔王的背影。
和自家搭档同样身负七大魔王之名的,“暴食”之别西卜兽。
“还在发什么呆啊,这边啦!”
还来不及反应,就被不知是谁拦腰抱起来迅速后退。早就支撑不住到达极限的幻象的勇气之盾顿时碎裂为千万的碎片,别西卜兽趁机脱身。
重伤的身体撑不出爆炸带来的冲击,进化被强制解除。
从黑狮兽,回到幸村精市。
“光明兽,别西卜兽!”
“没事,别管我们!”
“我们和精市都没事的!”
原来救了自己的是光明兽。光明兽·堕落模式,“傲慢”的魔王。
同时支配着“暴食”与“傲慢”两个魔王的驯兽师。那样的存在,自己只认识一个。
充血了的眼睛四处扫视,终于捕捉到了抱着从莉莉丝兽退化的麻鹰兽的,琥珀色头发的少年的身影。
“不二……”
厌恶纷争,却带领着拥有绝对实力的队伍的驯兽师。不了解他的人甚至将他称为“魔王之王”的,天才驯兽师·不二周助。
为什么,他会在这里?
明明……是瞒着他的。
因为,不想把他也卷进来。
因为,想要保护他。
所以才将一切都向他隐瞒着的。
“为什么要自己跑过来啊……!笨蛋不二!!”
“笨蛋是幸村你自己才对吧!你个大笨蛋!!!”
手腕被一把抓住。一双手臂环住自己的脖子,紧紧地搂住了自己。
有什么温热的液体,滴落在脖颈上。
“为什么一声不吭就不见了啊!不是说好了一起战斗的吗!!我们就那么不可靠吗?!那么碍手碍脚吗?!”
“不……不是……”
嗓子干痛,几乎发不出声音。明明想说的话那么多。
不是的,不是这样的,不二。绝对没有,我绝对没有觉得你碍手碍脚什么的。其实我好想和你一起战斗,好想和你肩并肩站在一起。
但是,如果连你也牵扯进来的话,就会让你受伤了。
我不想这样。所以……
“我不想再让幸村一个人受伤了!”
“咦……”
“我们不是同伴吗?!如果你还当我是同伴的话,那就把你觉得痛苦的事情把让你受伤的事情都让我也和你一起分担啊!想保护这个世界的,想守护同伴的……不只有你一个人啊!!!”
……对啊,是这样呢。
这一代的“被选召的孩子”,不是只有我一个人呢。
我的同伴,也并不止莉莉丝兽一个。
为什么会忘记了呢。为什么会一直假装不知道呢。
我的同伴们,并不是只能被我守护着的软弱的存在。他们明明都是出色的驯兽师们,和出色的数码兽搭档们啊。
我并不是什么守护者。确实,我是在保护着大家,但同时,我也在被大家守护着。就像,现在的不二一样。
虽然战斗很辛苦,但是我的……我们的旅程并不是只有辛苦的事情。所以,大家才不会逃跑、害怕和厌恶。
不是因为责任,而是因为真的喜欢这个世界、喜欢自己的搭档们。
喜欢一起在这个世界旅行的同伴们。觉得这个世界的一切都令人快乐。
所以,才想守护这一切。
忽地想起了全国大赛的决赛。忘记了打网球的快乐,一心只追求胜利的我。打败了这样的我的,似乎也是个一直不忘记打网球的“快乐”的孩子呢。
好像,我……
“……一点都没有长进呢……”
“可不是吗……!”
“对不起,不二……还有麻鹰兽。都是因为我,害你退化到成长期。”
“别在意,再进化就好了。”
尽管浑身是伤,麻鹰兽仍然坚强地笑着。不愧是我的搭档呢。
“周助,还是先撤退比较好吧?和其他人商量一下战术比较好。”
“也是。别西卜兽,麻烦你了,行吗?”
对着驯兽师的指示别西卜兽点头应承,退化为成熟期的妖狐兽,我、不二、麻鹰兽和退化为成长期的光明兽乘坐到它的背上。一次性载这么多人妖狐兽多少有点超载的感觉,但是不二刷了一张提高耐性的卡片令它勉强支撑住脱离战场。
在战场背对敌人简直是无上的耻辱。但这耻辱却是由我的傲慢所造成的恶果,可以说是我自作自受。
我发誓不会再有第二次了。因为我已经懂得。
——相信“同伴”的重要性。
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解说:
幸村精市→在不二之前就曾经来到数码世界(关东大会期间住院时,只有精神体的状态)。暴龙机是D-Scanner(DF的那个),拥有闇之斗魂,可以进化为闇之斗士(黑狮兽、凯撒狮子兽)。因为上一次来到数码世界时被选召的孩子只有他一个人,所以初期偶尔有单独行动的倾向。总是会不管什么事情都揽到自己身上一个人承担。
莉莉丝兽(退化为麻鹰兽)→幸村的搭档。由于在幸村那一代的暴龙机作用下进化的搭档数码兽不能自主进化或退化,所以自从上一次进化之后就一直保持着究极体的姿态,但是这一次因为受伤被迫退化为成长期。只有成长期到成熟期或相反的进化退化因为是光的数码装甲的作用结果所以能够自由控制。究极体其实是暗黑进化的结果。
不二周助→被选召的孩子之一。被称为“魔王之王”和“天才驯兽师”。“魔王之王”缘由率领着两只魔王型数码兽,“天才驯兽师”则是因为对战术卡片的运用出神入化。暴龙机是D-ARK,可以抽换数码兽卡片来使用。
别西卜兽(退化为妖狐兽)→不二的数码兽。由于不二这一代的暴龙机的作用,在初次进化之后即可自由地进化或退化。但是会有体力等的消耗。虽然这次没写到但是可以和不二Matrix Evolution成为Blast Mode。
光明兽堕落模式(退化为光明兽)→虽然不是不二正式的搭档但是很喜欢不二,很听他的话。原则上来说不能自由地进化退化但是只用从成长期到堕落模式之间可以自由控制。或者说是由于堕落模式的消耗过大不得不平时保持成长期状态。
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本来想连Matrix Evolution也放进去的结果等注意到的时候他们已经临阵脱逃啦(←
作者:
奥若拉
时间:
2011-10-23 11:33
本帖最后由 奥若拉 于 2011-10-23 14:12 编辑
本次登场:不二VS手塚、白石(只有名字),不二视角。
日文版在前,中文版在后。
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NO.93 君と僕
君とは、全く因縁が深いものだね。
一年生の時に僕が君の怪我を知らずに一方的な勝負を持ち込んで。
三年の全国大会決勝では君の幻<イリュージョン>とネットを挟んで向き合い。
その後のU17合宿での再戦では僕が完敗して。
君はそのまま僕を振り返もせず旅立って。
……気がついたら、また君が僕の前に立っていた。
――白銀の聖騎士を従えて。
「オメガモン、油断せずに行こう」
「了解だ、クニミツ」
今思えば、いつもこうだったよね。
君はいつも、僕が新たなるステージへ行く道の道標で、超えなければならない存在だった。
君を超えることで僕はいつもさらに自分でさえわからない僕の本心に近付くことが出来た。
でもそんな僕に行き先を示してくれる君はいつも何かに縛られていて。
責任とか。世論とか。ダレかの期待とか。
だけど僕と戦う度に、君はさらに前に進む。
僕が超えたと思ったのはいつも昨日の君。
……だったら、思い上がってもいいだろうか?
僕との戦いの度に、君は君を縛り付けているものから逃れることができると。
僕だって、君の役に立っていると。
――ねぇ、手塚?
「どうしても…僕の行く先を塞ぐの?」
「当然だ。七大魔王のうちの二人をも連れまわるお前を野放しにしては置けない。ロイヤルナイツのテイマーたる者の責任だ」
…ほら、また変な責任モドキを背負い込んで。
「シュースケ…ボクたち、存在しちゃいけないの?」
金髪の子供の姿をしたルーチェモンがぎゅっと僕の服をつかんだ。僕は昔裕太にやってあげたように、優しく彼の頭を撫でた。
「そんなことないよ。存在しちゃいけない命なんてない。ルーチェモンもベルゼブモン…レナモンも、僕の大事なパートナーだよ。魔王とか関係ない、だって君たちなんの悪いこともしてないじゃないか」
そう、僕のパートナーたち…正確には、ヒトリがパートナーでもうヒトリは正式なパートナー関係がない連れなんだけど、僕にとっては共に戦ってくれるレナモンはもちろん、僕になついでくれて信頼してくれるルーチェモンだって立派なパートナーだ。
そんな彼らは、レナモンが究極体まで、ルーチェモンが完全体まで進化すれば、「七大魔王」と呼ばれる魔王体のデジモンとなる。
それぞれ七つの罪にちなんで名を与えられ、世界を滅ぼす存在と言われ、恐れられ忌み嫌われている「七大魔王」。レナモンは「暴食」ベルゼブモンへ、ルーチェモンは「傲慢」ルーチェモン・フォールダウンモードへ。
彼らと対照的に、世界の守護者と言い伝えられている存在が「ロイヤルナイツ」。デジタルワールドに王族なぞ存在しないのにどこがロイヤルなのか不明だけど、彼らはこの世界の神と言われる世界樹・イグドラシルを守護し世界の規律を守る存在らしい。
神と言っても、実はデータで構築されているこの世界のホストコンピューターだって。
『それがさ、イグドラシル最近変なんだよ。元々はこんなに独断じゃなかった…気がする』
そう言ったのは先日合った白石蔵之介のパートナーの紅蓮の騎士、デュークモン。手塚のオメガモン同様ロイヤルナイツの一人のはずが、テイマー諸共主の真意に疑問を抱いたらしくイグドラシルの元を離れて僕たちと旅をしている。
『オメガモンにも言ったんだけどさ、ほらあいつ真面目すぎるしぶっちゃけイグドラシル盲信だからさ、返って怒られちゃったんだ』
小さな赤い恐竜に退化した紅蓮の騎士はそうお茶目半分に言ってたっけ?白石<テイマー>に負んぶしてもらっていた彼は実は重い怪我をしていて。
その怪我は、今僕の目の前に立ちはだかる彼らによるもので。
敵と裏切り者には容赦なしのロイヤルナイツ。例え自分たちが絶対に間違っていないと信じていても……どうして仲間に刃を向けることが出来るのだろう。だってデュークモンは戦いの姿勢で行ったんじゃないんだよ?友だと…仲間だと思ってオメガモンに相談にいったんだよ?
ねぇ、手塚、君たちの責任って一体なに?裏切った者に対してならともかく、些細な意見の食い違いをもすぐ暴力で排除するなんて……オメガモンのことは他人の僕はよく知らないけど、手塚、君らしくないよ?
それに、オメガモン。…なんで、そんなに悲しそうなの?
ねぇ、手塚、気づいていないの?君たち、まるで――何かに追い詰められているようだよ。
い っ た い な に が あ っ た の
「もう一度聞くよ、手塚。引く気は?」
君の言う責任というモノが、君たちを縛り付けているの?
「ない」
君はまた、ナニかにさらに上への道を塞がれたの?
「だったら、」
だったら、僕が。僕と君の戦いで、また。
「――断ち切る」
君の、君を縛り付ける セキニン を。
「全力で来い」
日光を反射するグレイソード。煌めく粒子が砲口に集まるガルルキャノン。
ああ、何故だろう。
君を助けたい、その気持ちがあっての戦いなのに。
君と向かい合うだけで、ゾクゾクする。
「ルーチェモン、レナモン、いいね?」
「うん、任せて」
「いつでも問題ない」
やっぱり、
『ルーチェモンワープ進化、ルーチェモン・フォールダウンモード!』
僕の居るべき場所は、
君のすぐ傍じゃなくて。
君の一歩後ろじゃなくて。
Matrix Evolution_
君の、真正面だったんだね。
『レナモン進化!――ベルゼブモン・ブラストモード!!』
さあ、いこうか、手塚。
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新登場:
手塚国光→イグドラシル側のテイマー。ロイヤルナイツのテイマーの一人。デジヴァイスはデジヴァイスバースト。オメガモンとはなにやら共感があってイグドラシルに従っているらしい。
オメガモン→かなり頭が固い(デュークモン語)ロイヤルナイツ現一の実力者。手塚のパートナー。イグドラシルが絶対と信じている。
白石蔵之介→元イグドラシル側・今選ばれし子供たちと共にいるテイマー。デジヴァイスは初代デバイス。テニス部で二年間部長やっていたこともあって、かなり面倒みがいい。でもどこか性格がへんt(ry…残念。残念なイケメンで定評がある。
デュークモン(ギルモンに退化)→白石のパートナー。テイマーと同じくかなり頭が回る方で、元主のやり方に疑問を持ち親友(と信じていた)オメガモンに相談を持ちかけたところ、即席反逆者扱いされ考えてもいなかった攻撃を真正面から喰らってしまい重傷。テイマーの「やってられへん!」の一言を機に共に離反。
不二の思い出にしか出てこなかった白石コンビは今幸村コンビと共にルーキーテイマー・越前と遠山のお守り中(ぇ
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我和你,还真是有缘分呢。
一年级的时候,我在不知道你受伤的情况下自作主张地要求和你比赛。
三年级的全国大赛决赛上,我和你的幻影隔着球网对峙。
在那之后的U17合宿上我则彻底地输给了你。
你就那么头也不回地启程。
……等我注意到的时候,你又一次站在了我的面前。
——你的身边,是白银的圣骑士。
“奥米加兽,不要大意地上吧。”
“明白了,国光。”
现在回想起来的,我们一直都是这样呢。
你一直都是我前往新境界的路标,是我必须要超越的存在。
通过超越你,我总是能够更加地接近连我自己都搞不清楚的自己的真心。
但是会给我指出前进方向的你,却总是被什么东西所束缚着。
有时是责任。有时是周围的评价。有时是他人的期待。
但是每当你与我较量之后,你总会再向前进。
每次我以为我所超过的,总是昨日的你的残像。
……这样的话,我能不能稍微自我感觉良好一点呢?
能不能这么想,每次我与你的全力比拼,都能使得你甩开束缚住你的什么。
能不能觉得,我也是能够为你做些什么的。
——可以吗,手塚?
“无论如何……都要挡住我的去路吗?”
“当然。我不能任由带着七大魔王中的两个的你到处乱晃。这是身为皇家骑士的驯兽师的责任。”
……你看,又自找了什么奇怪的鬼责任承担起来。
“周助……我们,是不能存在的吗?”
外表是金发的小孩子的光明兽抓紧了我的衣角。我就像小时候对裕太那样,轻轻地摸了摸他的头。
“没有那回事的。绝对没有什么声明是不能存在的。光明兽和别西卜兽……妖狐兽,都是我重要的搭档哦。和魔王型什么的没有关系的,你们并没有做任何坏事啊,不是吗?”
是的,我的搭档们……确切地说,其中一个是搭档而另一个并没有正式的搭档关系,只是同行的同伴而已,但是对我来说,不仅仅是与我一起战斗的妖狐兽,全身心地寄予我信任的光明兽也是我重要的搭档。
而我的搭档们,妖狐兽进化到究极体、光明兽进化到完全体的话,就会成为被称作“七大魔王”的魔王型数码兽。
根据七宗罪而被命名的,被传说为会毁灭世界的存在而被厌恶憎恨的“七大魔王”。妖狐兽能够进化为“饕餮”别西卜兽,光明兽则会进化为“傲慢”光明兽·堕落模式。
而与他们相对的存在则是被称为世界的守护者的“皇家骑士”。明明在数码世界并没有什么王族的存在也不知道这皇家是哪儿的皇家,但是据说他们是守护被称为这个世界的神的世界树和世界的规则的存在。
世界树说是神,其实据说就是由数据构成的这个世界的主电脑。
【说起来,世界树最近很奇怪呢。原本它并没有这么武断的……大概。】
前两天见到的白石藏之介的搭档、红莲之骑士公爵兽曾经这么说过。原本和手塚的奥米加兽一样是皇家骑士之一的公爵兽和它的驯兽师据说是因为对主君的真实意图产生了怀疑,而离开了世界树身边,和我们一道冒险。
【我也跟奥米加兽说过的,但是那家伙是个死脑筋嘛,而且还是个世界树狂信者,结果反而把它惹恼了。】
退化为小小的红色恐龙的红莲之骑士一边说着一边调皮地眨眼。被驯兽师背在背上的它看起来精神但却实际上身负重伤。
那些伤,都是现在在我眼前的他们的杰作。
对敌人和背叛者毫不留情的皇家骑士。但是……就算是坚信自己绝对没有错,他们又怎么能这么毫不留情地对同伴下手呢。公爵兽明明是以没有任何战斗意图的状态去的啊?是因为把奥米加兽当做朋友……当做伙伴才去找它商量的啊?
呐,手塚,你口口声声所说的责任到底是什么?对彻底背叛的人也就罢了,就连对只是有些微的不同意见的人都要以暴力排除……对于奥米加兽,身为外人的我不了解,但是手塚,这种事情不像你会做的事情啊?
而且,奥米加兽。……为什么一副那么悲伤的样子?
呐,手塚,你还没有注意到吗?你们两个,就像——是被什么逼迫到了极限的紧迫模样啊。
——到底,发生了什么事?
“我再问你一次,手塚。让不让开?”
是你所谓的责任,在束缚着你们吗?
“不让。”
你又被什么东西,阻挡了你前进的道路吗?
“那么,”
那么,就由我。由我来通过和你的正面对决,再一次。
把你所背负的,束缚了你的【责任】的锁链。
“——斩断。”
“全力过来吧。”
反射着阳光的暴龙剑。汇聚起闪光的粒子的加鲁鲁炮。
到底是为什么呢?
想要帮助你——明明是带着这样的心情来战斗的。
但是仅仅是与你对峙,便能感受到无上的快感。
“光明兽、妖狐兽,准备好了吗?”
“嗯,没问题。”
“随时都可以上。”
果然,
【光明兽超进化!——光明兽·堕落模式!】
我所应当在的位置,
不是你的身边,
不是落后你半步的身后,
Matrix Evolution_
而是,你的正对面呢。
【妖狐兽进化!——别西卜兽·爆裂模式!!】
来吧,手塚。
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新登场:
手塚国光→世界树一方的驯兽师。皇家骑士的驯兽师之一。暴龙机是爆裂版(DS二代)。和奥米加兽似乎是有什么共识,共同效忠世界树。
奥米加兽→相当死脑筋(公爵兽语)的现在最强的皇家骑士。手塚的搭档。将世界树奉为绝对真理。
白石藏之介→原世界树一方·现在和被选召的孩子们在一起的驯兽师。暴龙机是初代神圣计划。或许是由于在网球部当过两年部长的关系,很擅长照顾人。但是性格多少有点变态(ry……呃,奇怪的倾向。通称残念的池面【。
公爵兽(退化为基尔兽)→白石的搭档。和驯兽师一样头脑灵活,由于对原主君的行动产生疑问而找(以为是)好朋友的奥米加兽商量,结果当场就被当做反叛者正面吃了重重一击,身负重伤。随着驯兽师一句“不能忍了!”搭档两人便离反了世界树。
只出现在不二回忆中的白石搭档现在正和幸村搭档一道照看(?)新手驯兽师越前和远山【。
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终于Matrix Evolution了——!
作者:
奥若拉
时间:
2011-10-23 11:35
本帖最后由 奥若拉 于 2011-10-23 14:13 编辑
本次的隐藏主题,大家都爱不二前辈【弥天大雾
本次登场:越前、远山、不二、幸村、白石及各搭档+光明兽,越前视角。
中文版暂缺。
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NO.16 ジョグレス
(合体进化)
『ダメだ、抑えきれない…!』
『越前、遠山、逃げて!!』
「自分ら早う逃げるんや!ここは俺らが食い止める!」
二つのスピリットが融合した力で自ら進化し、パートナーと肩を並べて戦う幸村サンと、
パートナーとマトリックスエヴォリューションを果たし、一つとなり共に戦う不二センパイと、
持てる信念全てをパートナーに委ね、その秘められた真の姿を引き出す白石サンが、オレ達に叫ぶ。
わかっている、敵はオレと遠山がどうこうできる相手じゃないことくらい。
不二センパイがパートナーと融合進化したベルゼブモン・ブラストモードも、白石サンが全力をもってその進化を支えているデュークモン・クリムゾンモードも、並みの究極体などでは足元にも及ばぬ、伝説的な強さを持つ存在。
そしてオレ達の中の誰よりも「テイマーとして」、そして「デジモンとして」の戦い方を知る幸村サンが進化するライヒモンとそのパートナーのリリスモンだって、力こそ超究極体クラスには及ばないものの、その経験を生かして二人に引きを取らないほどの実戦力を誇ることができる。
そんな彼らが手を組んでさえ引き分けに持ち込むのが精一杯なのに、一番シロウトで非力なオレと遠山が居てもただの足手纏いでしかない。
……引き分けが精一杯なのは、できる限り相手を傷つけないように戦っているため。
敵は、オグドモン。テイマーを持たないが不二センパイになついてオレ達とずっと一緒だったルーチェモンが、強引的にこの時代には存在しないはずの他の七大魔王のデータをインプットされて、その膨大なデータ量に飲み込まれ暗黒進化してしまった姿。
成長期の時の可愛さも、完全体の妖しげな美しさもカケラも残っていない、原始的な破壊衝動しか持たないバケモノ。七つの眼と七つの脚、そして第八の眼をもつ異形の超魔王。
それでも不二センパイは、そしてその不二センパイを大事に思っているらしい幸村サンと白石サンは、仲間の彼を諦めたりなどしたくない。戦いながらも要害は意識的によけ、そして必死に届くかどうかもわからない言葉で呼びかけている。
もしここでルーチェモン……オグドモンを止めることができなければ、部長たちロイヤルナイツが彼を完全排除するつもりらしい。……そっちの上司がワガママでやらかしたというのに、全くもって自分勝手なセイギノシュゴシャたちだとしか言いようがない。
大事な仲間を殺させないためにも不二センパイたちは全力で戦うしかない。そんな戦場でパートナーが普通の究極体にしか進化できないオレや遠山ははっきり言って邪魔、そんなことくらいわかってる。
わかってるけど。
『何やってるの、越前、遠山!』
センパイたちはオレ達のために言ってるんだってこともわかってるけど。
「アルファモン、オウリュウモン!越前と金ちゃん連れて逃げるんや!はよせい!」
それでも、
「嫌っス!」「嫌や!」
なーんだ、遠山もか。
真っ白な歯をむき出して満面の笑いを浮かべてくる遠山に、オレも軽く帽子を上げて笑って見せた。
不二センパイ、幸村サン、白石サン、パートナーデジモンだち、そしてルーチェモン。
弱いけど守られるだけじゃなくて守りたい、オレ達の欲望は一緒らしい。
「オレも納得いかないね。テイマーを守るためとは言え、そのテイマーが大事にしているものを置き去りにするなどテイマーの意思に反することができる訳がない」
……何サラリと恥ずかしいこと言いやがるんだアルファモンのヤロー。まぁ、別に間違ってないけど……
「オイラだって!キンちゃんもキンちゃんの仲間もオイラが守る!」
「よう言ったでオウリュウモン!」
あっちのハイテンションコンビも相変わらず恥ずかしいセリフで漫才やってるし。
『越前っ…!』
そんな悲しいな声出さないで下さいよ不二センパイ。
オレだって、守りたいものくらいあるっス。
あんたに守られるだけじゃなくて、オレだって。
あんたを守って、
あんたの大事なモノを守って、
あんたに一番似合うその笑顔を、
「ワイだって仲間を、」
「――守りたいっス!!」
「――守りたいんや!!」
純白の光がオレのD-3から、
黄金の光が遠山のD-3から、
目が開かないほど眩く、
そしてやがて、一つに。
「アルファモン!」
「オウリュウモン!」
『ジョグレス進化!!!』
同調<シンクロ>したオレ達の「守る意志」が、新たな力を呼び覚ました。
大空を覆う翼を広げ、巨大な宝剣を掲げる聖なる騎士、その名は、
『――アルファモン・王竜剣!!』
オレ“たち”の戦いは、まだまだこれからっスよ、センパイ方。
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新登場:
越前リョーマ→ルーキーテイマーの一人。デジヴァイスはD-3、勇気の紋章とデジメンタルを持つ。口は悪いがホントは仲間思い。同校の先輩でもあるためかかなり不二に懐いでいる。
アルファモン(アルファモン・王竜剣に進化)→越前のパートナー。ひねくれたテイマーと違いかなり真っ直ぐな性格で越前が恥ずかしいと思うようなセリフをもサラリと吐く。テイマー同様に怖いもの知らず。
遠山金太郎→ルーキーテイマーの一人。デジヴァイスはD-3、誠実の紋章とデジメンタルを持つ。どこまでも真っ直ぐで陽気で元気な関西っ子。関西弁がおかしいのは彼の設定ではなく作者が関西弁がわからないせい。白石大好きっ子、最近は年下に甘い不二にも懐いでいる。野生のカンで不二・幸村の魔王モードの発動を感知できる。
オウリュウモン(アルファモン・王竜剣に進化)→遠山のパートナー。テイマー同様無邪気で元気な子。アルファモンとかなり気が合う。
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うちのジョグレスはまさかのルーキー同士。協調性あるんかいお前ら(←それを言ったら終わり
作者:
奥若拉
时间:
2011-10-23 11:37
本帖最后由 奥若拉 于 2011-10-23 14:13 编辑
网王de数码兽,关于这个系列的暴龙机。
与其说是小说不如说是设定介绍……ORZ
本次登场:不二、幸村、白石、越前、远山、大和(!)、高吼兽(!!),对话为主。
中文版暂缺。
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NO.56 デバイス
(数码终端机)
「そういえば、デジヴァイスって色んなタイプがあるんだね」
とある旅の日の休憩時間。食料探しに出かけたパートナーたちを待っているところに、不二の突然の一言により、選ばれし子供たちのデバイス議談が始まった。
「不二センパイが『神隠し』で初めてデジタルワールドに来た時ってまだデジヴァイスがなかったんスよね」
越前の質問に、そうだよ、と頷く不二。
「あの時はまだデジタルワールド自体不安定な時代だったからね。選ばれし者とデジモンのパートナー制度もなかったし、世界全体に異質物を受け入れる余裕がなかったんだろうね」
「いしつぶつってなんや?うまいもん?」
「お前は食べることしか知らないのか…」
騒ぐ遠山に越前は呆れながらもツッコミを入れる。
いい加減遠山の扱いに慣れた白石が二三言で遠山をいい収めるのを横目に、残り三人の議談は相変わらず続いている。
「じゃあやっぱ一番最初にデジヴァイスを持ったのは幸村サンっスね」
「うん、そうなるね。D-スキャナーって言うんだっけ?」
「そうだよ。」
越前と不二の話しに頷き、幸村は自分のデジヴァイス――黒と紫のD-スキャナーを取り出して見せる。
「デジメンタルやスピリットのデータをスキャンして使えるからこの名前なんだって。他のものも、データが露出していればスキャンできるみたいだけど、俺の時はまだカード形式のアイテムやデータは存在しないからカード化されたもののスキャンは無理だね」
「このD-スキャナーって一番古いタイプっスか?それにしては機能がずいぶんついてるけど」
「残念だがちゃうな。プロトタイプはこれやで?」
遠山への説明が終わった白石が自分のデジヴァイスを取り出す。
「名前はそのまんまデジヴァイス。聖なるデバイスっちゅー別名もあるようやけどな。ま、シンプルが一番や」
「……にしてもホントにそのまんまっスね」
「それ言うたらあかんで、コシマエクン」
「……エチゼンっス」
「ノリ悪いなぁコシマエクン」
「……」
「にしてもなんでプロトタイプを?白石の時にはもうデジヴァイスiCは出てるんでしょ?」
デジヴァイスiCは白石を除く他の全てのロイヤルナイツのテイマーたち……現在その存在を確認出来るのは手塚国光・跡部景吾・真田弦一郎の三人なのだが……がはじめに手渡されたデジヴァイスらしい。
と言っても、不二たちは実際それを目にしたことはない。イグドラシルが直に手をかけたとは言え、実験作のデジヴァイスiCではロイヤルナイツ、すなわち究極体への進化は耐えられないらしく、デジヴァイスiCは実際テイマーたちの適応訓練にしか使われなかったという。デジヴァイスiCはロイヤルナイツの進化に必要な「デジソウル」というエネルギーを変換できるため、訓練を終え「究極のデジソウル」を手にしたテイマーはそのエネルギーでデジヴァイスiCをデジヴァイスバーストに進化させることができるらしい。
実際不二たちが戦ったロイヤルナイツのテイマーは皆デジヴァイスバーストを使っていた。
「そのデジヴァイスばーすとっちゅーのってあいしーとどーちゃうねん?」
やっと話題についてこれた遠山が口をはさむ。
「処理できるデータ量とエネルギー…ちゅーかデジソウルの量がiCより半端ないくらい多いんや。iCの方はまだデジソウルを使い慣れないうちに出力を抑えとるみたいなモンやからな。まぁ簡単に言うと究極体やバーストモードへの進化はデジヴァイスバーストやないとできんっちゅーことやな」
「もう一つのタイプは不二のD-アークだね。カードを読み取れるってなかなか面白いよ」
「うん、はじめは流石にどういう時にどんなカード使ったらいいのか困ってたけど、使い慣れたら案外僕のスタイルにあっているかも」
「不二クンはパワーよりテクニック派やからな」
「ところで不二センパイ、そのカードって……」
「あはは、僕もはじめは驚いたよ、まさか市販のカードゲームのを使うなんて思っても見なかったから」
「それにしてもよくそんなに持ってるね、しかも真新しいままだし。アレって俺たちが小学生の時に売ってたものでしょ?」
「ああこれはね、実は全部裕太から借りたんだ。裕太かなりマニアだったよ、これ全部コレクション。ほんとはもっとあるんだけど、僕が使えそうなのだけ選んで貸してくれたの。僕はあの時やってなかったからね」
なんだかんだ言って結局ブラコンなんだな、と約三名が不二裕太に判断を下したのはまた別の話。
「で、一番新しいタイプのデジヴァイスが越前と遠山のD-3だね」
「今は一人一つしかないけど本当は複数のデジメンタルのデータを処理できるみたいだしね。アレって結構データ重いんだよ?俺のなんて一つが限界だし。スピリットも似たものだけど俺の場合はデジヴァイスに収容じゃなくて直接俺と融合してるから同時に使えるけど」
「いや幸村クンのD-スキャナーは収容はしなくとも、進化時にデジモンだけやなくて人間のデータも処理しないとあかんやからまた別やろ。収容量はともかくデータ処理能力は全く新型にあとを取らへんで?」
「ふふ…ありがとう」
「で、越前たちのD-3にはもう一つの特殊機能があるんだよね。ジョグレス進化なんてすごいや」
「二つの究極体を融合させてさらに進化か……あれは驚いたね、ほんとにすごかったよ」
「っス……特殊機能と言ったら不二センパイの方じゃないスか。マトリックスエヴォリューションってテイマーがパートナーと融合するんスね」
「うん。カードでのサポートができない分、お互いの思いが通じ合って戦術の実施が効率的になるよ」
「デジモンとデジモンもすごいけど人間とデジモンのもすごいよね」
「なーなー、これで全部の種類か?」
「D-スキャナー、プロトタイプのデジヴァイス、デジヴァイスiCから進化するデジヴァイスバースト、D-アークとD-3、うん、これだけじゃない?」
「冒険の途中でまた増えるかもしれへんなー」
「ふふ…それは面白そうだね。どんなものだろう」
……
「…へっくしょん!」
「どうしたユーダイ、大丈夫か?」
「ええ、大丈夫ですよ、シャウトモン。どうやら誰か僕の噂をしているみたいでね」
「ふーん?あ、ドルルモンたちが帰ってきたぜ。ラッキー!食料いっぱい見つけたみたいだぜ!」
「よかったですね。今日食べきれないものはクロスローダーにひとまず保存しておきましょう、何日かは食料の心配をせずに済みますね」
「うおっしゃー!食ったらチーム・ヤマト、冒険再開だぜ!」
「……その恥ずかしいチーム名、どうにかならないでしょうかね……」
fin.
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小説というよりもデジヴァイス紹介回でした。何気に大和部長登場…!
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(其实这一话有BUG但是一直没空改……【揍
作者:
奥若拉
时间:
2011-10-23 11:39
本帖最后由 奥若拉 于 2011-10-23 14:28 编辑
然后是图。不二周助和他的搭档们(。
NO.15 主人公
(主角)
画这张图的时候系列LOGO还没做好所以LOGO不对……
……主角哦他们是。没有暗堕也不是反派,真的不是…………
…………新人报道用这种东西真的大丈夫?【你问谁
作者:
小黑
时间:
2011-10-26 14:58
呃……是说LZ用日语写完之后再用中文翻译一遍?
作者:
奥若拉
时间:
2011-10-28 20:54
回复
7#
小黑
啊就是这样子……所以才会有两篇日语写完了一直懒得翻又开始写下一篇日语的(ry【殴
作者:
奥若拉
时间:
2011-11-1 14:23
本帖最后由 奥若拉 于 2011-11-1 14:30 编辑
网王de数码兽PARO,不二VS白石
以时间线来说是目前有的文里最早的一篇,白石加入之前。
本次登场:不二(搭档:妖狐兽→别西卜兽→别西卜兽·爆裂模式)、白石(搭档:基尔兽→公爵兽→公爵兽·真红模式)
※※※世界观为DA~DXW混合请注意※※※
中文版暂缺。
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NO.1 進化
「ベルゼブモン!!」
墜落するパートナーの名を叫び、不二はD-Arkを握り締めて思わず走り出そうとする。
「シュースケ、来るな…!」
「――『ファイナル・エリシオン』!」
デュークモン・クリムゾンモードの必殺技に断ち切られたベルゼブモンの声。爆発の余波にも構わず、不二はパートナーに駆け寄り、成長期へと退化したレナモンを抱き上げる。
「レナモン!大丈夫?!」
「シュースケ……すまない、私が弱すぎたばかりに……」
顔を上げれば目に映るテイマーの血と埃にまみれた姿。レナモンは思わず自分の無力さに表情を歪めた。
そんなパートナーを抱きしめ、不二は頭を横に振った。
「君のせいじゃないよ、レナモン……僕が、テイマーが弱すぎたからだから……」
空中に神々しく浮かぶ相手――相手がどう思おうと、不二は依然として「敵」という言葉を彼らに使うことに抵抗がある――が自分たちを見下ろしている。
十の翼を持つ真紅の騎士・デュークモン・クリムゾンモードと、テイマー・白石蔵之介。
デジモンバトルにおいても「聖書<バイブル>」の名を広めた彼らは、イグドラシルから送り出された初の刺客――いや、神<イグドラシル>の使いという点からすれば、「使徒」とでも言うべきだろうか。
「不二クン、もうええやろ」
デュークモン・クリムゾンモードの肩に立つ白石が口を開いた。逆光で表情は見えないが、包帯の巻いてある利き手がギュッと、眩しいほど輝いている初代デジヴァイスを強く握り締めた。
「いくら魔王やって、超究極体レベルのデュークモン・クリムゾンモードには勝てへん。早う負けを認めて、俺らとイグドラシルの元に行くんや」
「嫌だよ」
不二は頑固に拒む。
「そっちこそ、ルーチェモンを、僕たちのもうヒトリのパートナーを返して!!」
「不二クン、目ぇ醒ますんや!アレは魔王やで?!アレも不二クンや幸村クンのパートナーも危険なモンなんや!やから……」
「人の大切なパートナーを物のように言わないでよ!!」
「っ?!」
普段柔らかい感じな不二に話しを打ち切られて怒鳴られるとは思わなかったのだろう、表情が見えなくても白石の動揺がはっきりと伝わって来た。ぐったりとデュークモン・グリムぞんモードの肩の上・白石の足元に横たわって気を失っているルーチェモンに白石が素早く目をやったのがわかる。
「それに……」
夕焼けが消えた直後の、透き通った夜空のような蒼が白石を捉えた。
「自分でも信じてない言葉で、僕を説得できるって……本当に思ってるの?」
「何言うて……」
「本当は白石も信じてないんでしょ、たかが伝説一つで何もしてないデジモンが危険分子だとか世界を滅ぼす存在だとかと判断するなんて」
白石は何も答えない。攻撃の指示をもらおうとデュークモン・クリムゾンモードが視線を彼に向けるが、当のテイマーは黙ったままで何も言わない。
「ルーチェモンと、ベルゼブモン……レナモンのことは僕が一番知っている。僕と一緒に泣いたり笑ったり、一緒に戦ってきた大切なパートナーだから。僕たちはこの世界に呼ばれて、ずっと戦ってきた。元々は君たちの主が責任をもって排除すべき敵<ウィルス>と」
まるでかつての全国大会決勝戦の時、ネット越しに見たような真っ直ぐな瞳。その蒼に映る自分がまるで溺れているようで、耐え切れず白石は視線を避けた。
不二たちが戦ってきた敵――デジモンを感染し、凶暴化させる悪性ウィルスは元々イグドラシルによって封印されていた古のモノ。その封印が解けた今、イグドラシルとその配下にあたるデジタルワールドの守護者たるロイヤルナイツが解決に向かうのが本来当たり前なこと。だが、「世界」は「選ばれし子供」を求めた。
ロイヤルナイツのテイマーたちは選ばれし子供ではない。彼らを召喚したのはこの世界の神であるイグドラシルであり、「この世界」そのものではない。テイマーが居なければロイヤルナイツは本来の力を発揮できないにもかかわらず――初めから、「世界」はロイヤルナイツを求める気などなかったに等しい。
それでもロイヤルナイツにはロイヤルナイツの誇りがある。例え求められなくとも、「世界」を守るためにはロイヤルナイツは戦う――はずなのだが。
「……僕たちをどうしても危険分子扱いするなら仕方ないよ。でも、幸村とリリスモンは?幸村の十闘士としての属性は『闇』だけど、リリスモンも魔王の一人だけど、彼らはかつてデジタルワールドを守ったんだよ?!」
初代選ばれし子供にして伝説の英雄とされる「神の子」幸村精市とパートナーのリリスモン。新たな選ばれし子供・不二周助と同時に、幸村も再び召喚された。その彼のもとにも、テイマーである真田弦一郎とパートナーのロイヤルナイツが送り出されている。「魔王抹殺」のために。
今はそちらも戦いの真っ最中だろう。
イグドラシルから話しが出た時、確かに白石もデュークモンも思わず「何故」と問いだ。彼らとて脳無しなただ従うだけの操り人形ではない。だが、イグドラシルは何の説明もせず、ただ一言「行け」と。
例えテイマーが疑問を抱こうと、ロイヤルナイツは主には逆らえない。心が定まらないままの戦いは実力の絶対的な差で誤魔化せたと思ったが、不二はそれを見抜いていた。
本当はイグドラシルの元に連れ帰る必要などない。「危険」と判断されたのならば跡もなく消せばいいものを。
自分たちに決定的な一撃を与えられず戸惑う白石たちの動揺を、不二は気づいてしまったのだ。
「そうやって逃げるの?僕たちに関する判断を、僕たちの最終的な始末をイグドラシルに押し付けて、自分は考えることから、悩むことから逃げるの?そんなの、白石じゃないよ。僕が知っている白石はそんなに弱い男じゃない」
全国大会の準決勝で当たって、U17の合宿で相部屋になって、不二はずっと彼を見てきた。初めて本当の意味で、自分の全力を引き出した白石を。丁度、彼が不二を見てきたように。
強い男だと思った。力だけでなく、心も、羨ましい程に。責任感が強くて面倒見がいい男と思った。部長として、先輩としても。情の強い男だと思った。テニスを、四天宝寺の仲間を、U17では同じ中学生同士の自分たちを、誰にも負けないほど愛していた。
「そんな君が、そんな泣きそうな顔で僕たちを倒すと言っても、僕は信じないよ」
彼の心を知る故に。彼の心を信じる故に。
彼の言葉を、信じない。
「不二クン……」
やっと発せられた、辛そうな声。
「無駄や、不二クン。イグドラシルには逆らえへん。逆らっちゃいけへん」
クス…と、ふと不二が笑った。
「その『無駄や』って、全国の時にも僕に言ったよね。あの試合、確かに結局僕の負けだったけど……無駄、だった?」
返事がない。でも不二はわかっている、彼が「無駄」だと言うはずがないことを。
自溺れではなく、あの試合の後、彼の渇きが満たされたような輝いた笑顔を一番間近で見たのだから。
「だからね、無駄じゃないんだよ、足掻くことは」
一文字一文字と、まるで子供に論じるように、ゆっくりと。
「だから僕は、あきらめない。僕の心の全てを、君にぶつけるよ」
蒼の瞳が、一層の輝きを放つ。
「君が、真っ直ぐ君自身の心に立ち向かえるまで!」
――「世界」が、選ばれし者の心に答えた。
不二の目の前に現れた、真紅に輝く一枚のカード。
「クラノスケ…!」
デュークモン・クリムゾンモードがテイマーの名を叫ぶ。が、白石は凍りついたかのように動かない。
理性が危険だと叫んでいる。不二にあのカードを渡すなと騒いでいる。だが白石は何の反応も示さない。心が、彼の抵抗を呼び止めている。
不二が、真紅のカードに手を掛けた。
レナモンがよろめきながらも立ち上がる。
「カード、スラッシュ!!!」
Matrix Evolution_
「『ベルゼブモン・ブラストモード!!』」
『ねぇ、白石、一つ約束しよ?』
漆黒の翼を広げた魔王から、不二の声が聞こえた。
『勝負しようよ。そしてもし、僕が勝ったら……もう、自分の心から、逃げないで』
かつて君は、僕の全力を引き出してくれた。
今度は、僕の番だから。
Fin.
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不二とレナモン、初めてのマトリックスエヴォリューション(→ベルゼブモン・ブラストモード)。
やっぱり不二センパイ最強モード(?)を引き出すのは白石でないと、という話しでした(ぇ
ちなみにこの一戦の結果は不二の勝ち。白石の敗因は心の迷い。デュークモン・クリムゾンモードは超究極体クラス(MY設定)ですのでベルゼブモン相手の時は実力の差のため圧勝できていたけど、マトリックス進化したベルゼブモン・ブラストモードはデュークモン・クリムゾンモードと同じく超究極体(MY設定)のため、誤魔化しは効きません。実力が同じ者同士のぶつかり合いでは当然、心に迷いある者が負けます。
この話しの後、ようやく心が定まった白石はイグドラシルに直接対面、一方デュークモンは親友オメガモン(手塚のパートナー)に相談に行くのですが、イグドラシル盲信のオメガモンに即席反逆者とされて思わぬ一撃を喰らってギルモンに退化。イグドラシルからも満足な答えをもらえなかった白石はこの理不尽さに反発し、重傷のパートナーを連れてロイヤルナイツを離反。不二たちの仲間となる。
そして不二VS手塚の≪君と僕≫に繋がります。
欢迎光临 春日泽 · Tea Party in May (http://162.218.51.38/forum/dz/)
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